アロマセラピー = Aromatherapy
英語読みでアロマセラピー、フランス語読みではアロマテラピ
ギリシア語でアロマ(Aroma)は芳香・香りを意味し、セラピー(therapy)は治療を意味しています。 すなわち、アロマセラピーは芳香療法(香り物質を利用した治療法)ということです。 私たちの精神的ストレスや肉体的不調を癒してくれます。また医療の現場でも治療手段としても利用されはじめています。 そもそもの起こりはフランス人化学者の ルネ・モーリス・ガットフォセ が実験中に誤って火傷をしてしまいした。 あまりに熱いために、とっさに近くにあったラベンダーの精油=エッセンシャルオイル=Essential Oilの中に火傷した手を浸してしまいました。 その後、火傷の傷が化膿することなく綺麗に治った為に、それを不思議に思ったガットフォセさんは、ラベンダーをはじめとする精油=エッセンシャルオイルの研究を始めました。 そして1939年に「Aromatherapy」という書籍が世に送り出され、現在のアロマセラピーが始まりました。 戦時中は薬品不足の為に、薬品代わりに使用されていたそうです。 既にフランス、ドイツ、ベルギーなどアロマセラピーを医療行為のひとつとして確立し、定着している国もあります。 ドイツなどでは医者が患者に従来の合成医薬品とハーブとどちらの処方を選択するかを尋ねるそうです。 エッセンシャルオイルは医薬品と同様に取り扱われ、品質基準についても細かな規定があります。 翻って日本のアロマセラピーの現状はどうなっているのでしょうか? 日本の現状は、、、 エッセンシャルオイルについては特に品質基準もなく雑貨として輸入され、残留農薬が検出されるエッセンシャルオイルや合成保存料が添加されたエッセンッシャルオイル、化学合成されたエッセンシャルオイルなど、粗悪品が数多く出回っているのが現状です。 1998年に医師などの医療従事者によって日本アロマセラピー学会が設立されアロマセラピーの学術的な研究が行なわれ始めました。 既に臨床家や研究者によって数々のアロマセラピーに関する医学的効果が実証され、一部の医療機関では既にアロマセラピーが応用されています。 |
アメリカFDA(食品医薬品局)は「アロマセラピーは医療の一分野にあたる」と見解を述べています。 現在、日本ではリラクゼーションということで安易にアロマセラピー施術が行なわれていますが、将来的には日本もアメリカと同じような方向性で進んでいくと思います。 アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイルの香り成分が、鼻から吸収され香りの情報が大脳まで届けられ、また呼吸によって肺静脈などからも吸収されています。 アロマセラピーの香りの効果として注目されている大脳辺稼系は、発生学的に古い脳で下等動物ほど辺縁系の占める割合が大きく、動物的な本能行動(性行動、摂食行動、感情など)に密接に関係しています。 香りの情報が大脳辺縁系に到達すると、過去に経験した記憶を蘇らせたり、快・不快などの感情が生まれるのです。 このことが人によって香りの好みが違うという原因になっています。 また大脳辺縁系は視床下部(自律神経の最高中枢)にも作用して、自律神経を調節しています。 心地よい香りの中にいるとリラックスするのは、この自律神経に作用しているためです。 アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイルには、普通の香りにはない薬理効果があります。 肺静脈などから吸収された香り成分は、血流にのってさまざまな臓器や組織に働きかけています。 エッセンシャルオイルを用いたアロママッサージも香り成分が体表からも吸収され、マッサージ療法との相乗効果により精神的にも肉体的にも良い効果をもたらします。 このようにしてアロマセラピーのエッセンシャルオイルの香りは心と体に作用し、精神的にも肉体的にも変化を与えたりすることになるのです。 香りというものは大脳に直接作用するので非常に即効性があるらしく、上手に利用すればいろんな症状を和らげたり、病気の予防になるそうです。 また、虫刺され予防や殺菌剤、水虫治療、睡眠剤代わりになる物など、多種多様にわたるその効能が今 注目されています。 ただし純度の高い安心できるメーカーの物を選んでください。 最近ではかなり怪しい商品が出回っています。 例えば、最高級とされているフランス製のラベンダーなどは、産出量の3倍の量が輸出されるという、奇妙な現象も起きています。 |
リフレッシュしたい時には ○レモン レモンのさっぱりした香り ○ペパーミント さわやかでフレッシュなメントールの香り ○グレープフルーツ グレープフルーツの甘酸っぱくみずみずしい香り ○ライム ライムのさわやかで甘みのある柑橘系の香り ○アジリティー ほどよい刺激性のある香り ○パーセプション すがすがしい森林(松ノ木)とレモンの香り |
幸福感を味わうには ○グレープフルーツ ○イランイラン エキゾチックなフローラルの香り ○オレンジ オレンジの心地よくさわやかな香り ○ラベンダー フローラルのおだやかでやさしい香り ○ウェルシー ほのかな柑橘系のやさしい香り |
いきいきとした気分を味わうには
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明るい気分でいたい時には |
スッキリした気分を味わいたい時には
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リラックスする時には ○ラベンダー ○ベルガモット ○イランイラン ○ヘリクリサム ラズベリーのようなほのかに甘酸っぱい香り ○フランキンセンス ウッディで深みのあるスパイシーな香り ○クワイエセンス ○コンポージャー エキゾチックでやさしいウッディ調の香り ○ラベンダー&カモマイル ブレンド 気分をリラックスさせるさわやかな香り |
寝る前におすすめなのは
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ベッドルームの演出には ○イランイラン ○パチューリ ジャコウのような重厚でエキゾチックな香り ○サンダルウッド ○クローブ ほどよく刺激のあるスパイシーな香り |
<エッセンシャルオイルの効能と利用方法の一例>
◎ローズマリー ◎ラベンダー ◎ペパーミント ◎ユーカリ ◎ティーツリー ◎ゼラニウム
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